事業所・会社概要 – 「ふきのこ」放課後等デイサービス・児童発達支援

ふきのこの前身

兵庫県神戸市長田区に住むメンバーの子ども（当時1歳半）が最重度の知的障害を伴う自閉症と診断され、療育等の情報を「知る」「学ぶ」為に個人として活動を開始。当初は全くの無知であったため、神戸市のみならず日本全国の療育センター、障害児入所施設、児童発達支援、放課後等デイサービスなどの福祉施設の見学や体験を行うとともに、ボランティアとして様々な施設に参加した。

様々な出会いの中で賛同者、知人、友人、同じ様な悩みを抱えている人などが集まり、親の会としての自助グループ（現ギフテッドの会）活動を開始。

具体的な活動としては①週2回程度療育情報共有のための勉強会②月2回程度法制度・行政制度の最新情報の共有会③月１回程度各専門家を外部講師として招いての講習会④全国の障害児者の福祉施設への視察や施設立ち上げ等の無償ボランティア（スタッフ、物資の寄付）などを行ってきた。

また、全国の障害者福祉施設、児童福祉施設、児童発達支援、放課後等デイサービス、障害者グループホームなどへ視察・ボランティアスタッフ・物資寄付を行う中で、利用者やその親御様を対象とした講演、保育指導、障害児発達支援、子育て相談、行政相談や社会福祉資源の相談なども無償にて行う。

そのほか、不定期ではあるが、福祉施設を借りたり、イベントスペースを用意したり、飲食店を貸切ったり、子どもたちが走り回ることが出来る大きな芝生公園にて親子が一緒に楽しめるイベントを開催している。

現在の主なメンバーとして、子ども体育理論の大学教諭、障害福祉サービス企業経営者、障害福祉制度専門の行政書士、障害児専門の保育士、介護福祉士、特別支援学校教員、幼稚園教諭、ホームヘルパー、ガイドヘルパー、ABAセラピスト、障害児支援ボランティア、障害のある子を持つ親やきょうだいなどにより構成されている。（順不同）

企業の沿革

2016年

障害のある子どもを育てる親の会設立。
自閉症、知的障害、発達障害などのこども療育ウェブサイト「療育一年生のためのブログ」開設。
福祉制度や行政関連手続きなどを解説するウェブサイト「知っておきたいしくみ」を開設。
行政書士（2008年開設）であったメンバーが障害福祉制度を専門分野として移行開始。

2018年

児童発達支援・放課後等デイサービス開設。
沖縄県にて、メンバーであった現地の特別支援教育の教職員や幼稚園教諭、保育士などの賛同者と共に沖縄県指定事業である児童発達支援、放課後等デイサービスを合同会社玲瓏（当社グループ企業）として立ち上げ。

2021年

障害児者の居宅介護（ホームヘルプ）、移動支援（ガイドヘルプ）として神戸市指定許可「こどもヘルパーりんろん」を合同会社玲瓏として設立。

2022年

保育ダイニング「ギフテッド」開業。
障害のある子どもを持つ親が外食することもままならなく困難である悩みを解消するため、食事をする際に障害のある子どもを個室にて保育士が保育することが出来る障害児支援型の飲食店。
子ども食堂「ギフテッド」を開設。
週に2回の神戸市居場所作り事業の一環として、子ども食堂、学習支援を行う。

2023年

兼ねてよりその必要性を感じていたが、利用者様からの強い要望とメンバー内からも理想とする通所施設開設の必要性を望む強い声により、メンバーであった高富貴を代表として、新たに法人を設立し、児童発達支援・放課後等デイサービス事業所「ふきのこ」を開設する運びとなりました。

本事業所では、実際に障害のある子どもや疑いのある子どもを育てる親の、「こういう施設が欲しかった！」と言う声を元に施設作りを行っています。

これを契機にこれまで神戸市内にて親の会メンバーが行ってきた障害福祉関連の事業を、神戸市の新長田を拠点として業務統合する事になりました。今後の事業展開として就労支援や障害者グループホームの設立などを予定しておりますので、より地域に密着した企業へと展開していきます。
もちろん、利用者や保護者にとっても、より良いシナジー効果が得られるようにワンストップにてサービスを実現して参る所存であります。