ふきのこ流療育の考え方

ふきのこにとって療育とは、「生きる力」を育てる事だと考えています。

個々の発達段階、興味、関心に応じ、子ども一人ひとりの得意分野を「見極め」そこに「フォーカス」し、適切な「タイミング」で、個性にあった「アプローチ」を行う事で可能性を広げていきます。

何が好きで、何が得意で、どんな特徴を持っているかということに気付き、自分らしく成長し、刻々と変化する社会情勢に対応する「生きる力」を育む。

もしかしたら、音楽の才能があるかもしれない、外国語が得意かもしれない、ダンスのセンスがあるかもしれない、運動が好きかもしれない、絵を描くのが上手かもしれない、文章がうまいかもしれない。

あるいは、海外から日本に移り住んできたのかもしれない、ヤングケアラーで親の代わりに兄弟の面倒を見てきたかもしれない

それとも早産児だったかもしれない、低出生体重児だったかもしれない・・・・・

学力や表面だけを見るのでは無く、こう言った子どもの背後にあるもの、背景にあるもの、育ってきた環境など、全てを含めて一人ひとりを包括的に見ていく事が大切だと考えています。

私たちは放課後等デイサービス、児童発達支援には学校や家庭とはまた違った、第3の居場所としての「役割」と言うものがあると思っています。

先ずは色々な社会に触れる体験を行う、その中で得意を見つける、そして得意な事をベースに伸ばしながら不得意を補う。

そして、地域の団体や企業、ボランティア・有志など、外部との連携を積極的に図り、地域全体で子ども達の成長をサポートできる環境を提供することも、私たちが課せられた使命なのではないかと考えております。