あらかじめ決められた型どおりに進むものではありません。
子ども一人ひとりの発達段階や特性、
その日の体調や気持ちの状態を踏まえながら、
日々の支援を組み立てています。
私たちは、
「何をさせるか」ではなく、
「その時間が、その子にとってどんな意味を持つのか」を
常に考えながら関わっています。
活動は決める、ねらいは一人ひとり違う
ふきのこでは、
「今日はこれをやります」といった活動内容そのものは、
あらかじめ設定しています。
ただし、同じ活動であっても、
その中で何をねらいとするかは、
子ども一人ひとりで異なります。
発達段階、特性、体調、気持ちの状態を踏まえ、
「参加すること」をねらいとする場合もあれば、
「見る」「待つ」「離れる」といった関わり方を
大切にする日もあります。
同じ場・同じ活動の中であっても、
子どもごとにねらいと関わり方を組み立てていくこと。
それが、ふきのこの支援の基本姿勢です。
8つの視点から生活を捉える
ふきのこでは、
子どもの生活や成長を一方向から捉えるのではなく、
次のような複数の視点を重ね合わせて支援を考えています。

- 言語・コミュニケーション
- 運動・身体感覚
- 音やリズムへの反応
- 空間認知・距離感
- 数量・順序などの認知
- 自己理解・感情の整理
- 人との関係づくり
- 自然との関わり
これらは特別な訓練項目ではなく、
日常の遊びや生活の中で、
自然に重なり合いながら育っていくものです。
1日の流れ(放課後等デイサービス・平日の一例)
放課後、学校へお迎えに行き、
事業所へ到着後は健康状態の確認を行います。
その後、落ち着く時間やおやつの時間を取りながら、
室内活動や外出活動を行います。
公園への外出、買い物などの社会体験、
季節に合わせた制作活動やレクリエーションなど、
その日の様子を見ながら活動内容を選択しています。
活動の中では、
順番を待つ、場所を選ぶ、気持ちを切り替えるといった経験が、
生活の延長として積み重なっていきます。
休日・長期休暇の過ごし方
休日や長期休暇には、
普段よりも時間にゆとりを持ち、
少し距離のある外出やイベント活動を行うこともあります。
電車やバスを利用した移動、
地域の施設や公園への外出など、
社会の中で過ごす経験を大切にしています。
無理に参加を促すことはせず、
子どもの表情や行動を見ながら、
参加の形を柔軟に調整しています。
児童発達支援での関わり
児童発達支援では、
生活リズムを整えることや、
安心できる関係づくりを特に重視しています。
遊びや関わりを通して、
人や環境に少しずつ慣れていきながら、
「できた」「伝わった」という経験を積み重ねていきます。
生活の中で起こる行動について
生活の中では、
気持ちの切り替えが難しかったり、
行動が大きく表れてしまう場面もあります。
ふきのこでは、
そうした行動を「問題」として切り離すのではなく、
その子なりの理由や背景があるものとして受け止めます。
落ち着いて過ごせる環境を整えること、
刺激や関わり方を調整すること、
その積み重ねが、日常の安定につながっていくと
考えています。
生活の中で育つもの
ふきのこでの生活は、
何かを急いで身につけさせる場所ではありません。
日々の関わりの中で、
子ども自身が選び、感じ、動く経験を重ねること。
その積み重ねが、
将来、社会の中で暮らしていくための力につながっていくと、
私たちは考えています。
