誤学習ケース㊹|スーパー誤学習|買い物で問題行動が起きる学習構造

具体的な支援の組み立て方や現場での対応手順については、以下の専門ページで詳しく解説しています。
強度行動障害の支援方法

誤学習ケース㊹|スーパー誤学習(刺激過多環境で形成される問題行動)

子どもとの外出で、スーパーに入った瞬間に問題行動が起きることがあります。

  • 走り回る
  • 商品を触る
  • 床に寝転ぶ
  • 大声を出す

多くの場合、大人はこう考えます。

「わがまま」

しかし実際には、スーパーは子どもにとって非常に負荷の高い環境です。


スーパーは刺激過多環境

スーパーには大量の刺激があります。

  • 強い照明
  • 音楽
  • 人の声
  • 商品陳列
  • 匂い

発達特性のある子どもにとっては、これらが同時に入ることで神経負荷が急激に上がります。

つまりスーパーは、神経処理にとって非常に難しい環境です。


誤学習が起きる構造

ここに誤学習が重なると問題行動は固定されます。

構造は次の通りです。

  • スーパーに入る
  • 神経負荷が上がる
  • 問題行動
  • 買い物終了

このとき子どもは次のことを学習します。

問題行動をするとスーパーから出られる

これがスーパー誤学習です。


よくあるケース

ある子どもはスーパーに入るとすぐ床に寝転ぶ行動がありました。

最初は偶然でした。

しかし大人は次の対応をします。

  • 恥ずかしい
  • 周囲の目が気になる
  • 早く帰る

すると子どもは次のことを学習します。

寝転ぶと帰れる

この学習が成立すると、スーパーに入るたびに同じ行動が起きるようになります。


支援で重要な視点

スーパー場面の問題行動は、単純な行動指導では解決しません。

必要なのは次の視点です。

  • 刺激量を調整する
  • 滞在時間を短くする
  • 役割を作る
  • 成功体験を作る

つまり重要なのは、

環境設計です。


問題行動の構造を理解する

問題行動は突然起きるものではなく、環境と学習の関係の中で形成されます。

問題行動の基本構造については、こちらの記事で解説しています。

なぜ問題行動が起きるのか

また、強度行動障害の支援方法については次の記事で体系的に解説しています。

強度行動障害の支援方法|完全ガイド

       強度行動障害の支援方法を体系的にまとめています

       ▶ 強度行動障害の支援方法【構造・前兆・実践まで解説】        

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